どーして会社を始めたのか(4)
卒業研究も終わり、何とか卒業できました。
4月から北海道のベアリング商社に入社し、入って1週間で東京のベアリングメーカーに研修で半年間出向。
まずはボールねじという、精密位置決めを行うための商品を勉強。工場で組み立ても行い、様々なことを勉強しました。実はこの研修中、
「せっかく就職したんだから、短期間でTOPに上り詰めてやる」
と考えて、遊びもしないでひたすら勉強しました。おかげで3ヶ月でボールねじの基礎、応用はかなりわかるようになりました。そのとき、自分が機械に目覚めてるとは気づきもせず・・・
次にリニアガイドと言う商品の勉強。これも工場で組み立て、基礎の勉強でした。ボールねじで知識を身につけていたため、ものすごい勢いで基礎をマスターできました。
最後はメカトロ製品(ボールねじ・リニアガイド・モーターを組み合わせた商品)の設計部隊へ。そこでは客先向けの図面を引く、つまり設計をやらせてもらったわけです。メカトロ製品はねじとガイドの組み合わせ商品なので、そこで組み合わせて使うことを勉強しました。
半年の長い研修が終わり、気づいたことにはパチプロという考えはまったく無くなり、
「親身になって教えてくれた方々のためにも、北海道地区で拡販を絶対にやり遂げてやる。」
そう誓い、北海道に戻りました。
続く。