どーして会社を始めたのか(11)

もともと私自身、他人に文句を言われるのが嫌いで、会社組織と言うものにどうしてもなじめませんでした。

なぜ会社のルールを守らなければいけないのか?それがわからずに遅刻や欠勤ばかりを繰り返していました。

さすがに遅刻ばかりする奴が良い目で見られるわけがありません。それはたとえどれだけ功績を残していたとしても。

在職中は結局それを理解できずに、最初から最後まで勤務態度はだらけていました。

実は営業しながら、業務基幹システム導入のリーダーも兼任していました。正月明け稼動と言うことで年末年始休まず会社に出社し、システムの調整に当たっていたのです。年明け稼動後も中旬まで朝6時から深夜までという作業を繰り返していたため体を壊してしまい、状況が落ち着いた頃を見計らって1日休みをもらいました。

次の日、会社に出社してみるとある先輩が「上司が、システムがてんやわんやになっているのに、何であいつは休むんだ?といっていたよ」と教えてくれました。

それを聞いた私は無性に腹が立ちました。

全社員が楽になるために体を削ってまで作業に当たっていたのに、たった1日の休みでなぜそこまで言うんだ!

結局それが引き金で、拡販もそこそこに退社の決意をし、その意志を社長に伝えたのでした。

遅刻は周りのみんなに対して義理を欠いているという事。どれだけがんばったって、人は日常を良く見ているということ。それをしっかり行ったうえで功績を出さなければ行けない。

一概に前職の会社が古かったからだけではなく、退職の原因は私自身にあった事。

社会人として当たり前なことを今になって反省しています。

次回へ続く・・・

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