イスラエル酪農とFarmnoteの目指すところ

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この記事がなかなかおもしろい。

Milking it: Israel leads the way in dairy tech

イスラエルでは1頭あたり乳量は世界No.1で、Akolという会社のソフトウェアがイスラエルすべての牛のデータを統合することが出来、その技術がイスラエルの生産性をあげているみたいです。つまりは集合知以上に生産性を上げるものは無いと証明しているわけですね。強力なクラウドコンピューティング技術が必要で、Microsoftと提携して発展途上国に展開していくとも。

イスラエルの技術が世界の酪農の中心にあるのは間違いない。

牛のセンサー技術で世界のトップランナーであるSCRがAllfrexに買収されたこともその一つかと。

Farmnoteが目指しているのは集合知。まさしくイスラエル酪農のようなシステムを実現したい。

クラウドのよいところを活用し、日本の英知を結集するプラットフォームを構築することで日本酪農は間違いなく世界レベルの競争力を持てる。1農家のやり方だけで覆せないほど世界の酪農は進み、ここでデータを統合しないと日本の酪農は厳しい局面を抜けられないと思う。

世界どこを見渡しても、Farmnote以上にユーザーフレンドリーなシステムを目指している会社がない。Farmnote以上に最新のWebテクノロジーで、もっとも効率よく、もっとも優れた製品を開発する技術がないからだ。旧態依然としたシステム開発手法を続けているからであり、新しい時代に合わせたシステム方法が必要であろう。

そして我々のような新しいプレイヤーが絶対に必要だろう。今こそ利害を超えて、業界が力を合わせるタイミングなのでは無いか。

複数の農家のデータを統合し、有識者が栄養・繁殖・生産性分析・品種改良に対して意思決定を行い、それを現場にフィードバックする循環を作ることが必要では無いか。

いまは農家のデータはバラバラにならざるをえない状況が続いており、上記を実現できるだけのデータ量はあるのに生かし切れていない。それではいくら何でも生産性向上は限定的だし、衰退が進みつつある今こそ、データ統合が必要でしょう。

そのために人と人、情報と情報をつなげるクラウドコンピューティング技術が必須になってくる。

Farmnoteはまだまだ発展途上だが、日本の酪農を手助けする一つの大きなソリューションだと信じている。

それは私の日本農業が発展して欲しいというのも当然ひとつだが、家業であった農業が窮地に立たされているのを指をくわえて見ていられないじゃないですか。

今はまだ追う立場ですが、絶対に世界をリードする技術を作り上げる決意で事業を進めている。

ぜひFarmnoteを使っていただき、世界トップレベルの製品を目指すために沢山のフィードバックをいただきたいと思っています。

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