ファームノートサミット2014開催と10年間の想い

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3月10日「ファームノートサミット2014」を開催させて頂きました。定員150人を大きく上回る200名以上の方にご参加頂きました。みなさまご参加頂きまして有り難う御座いました。

当日はITとブランディングと言うことで、Google様・ウォーターセル様・ファームステッド様・ソフトバンクモバイル様という各方面のプロフェッショナルをお呼びして講演頂きました。

Farmnoteの初披露と言うことで入念に準備したのですが、デモの最中にPocket Wifiが壊れるという悲惨なアクシデントに襲われデモが途切れたりうまくいきませんでした。。。お見苦しいところを見せてしまい申し訳御座いませんでした。

ただ、イベント自体は大成功でした。帯広で200名集めるのはなかなか難しいことですが、申し込み以上に来場があり懇親会も50名を超える大盛り上がりでした。

さて、私たちファームノートはまったく異業種のIT業界から0の知識でこの業界に飛び込みました。

去年の12月から作り始めたので正直まだまだ詰めの甘い部分があります。現場を知らないヤツが何を言っているんだというお声もいくつか頂きました。現場は汚れていてスマートフォンは使えないだろと。確かに我々には現場での知識はありませんが、そんなことは100も承知で織り込み済み。それでもこの製品に価値があると思っています。

個体管理としては「入力がしやすいだけ」と映るかと思います。しかしまずシステムで最も重要なのは「入力がしやすいこと」です。そして管理は情報が入力されていなければ機能しません。しかしFarmnoteが目指しているのは「個体管理」の効率化ではありません。

私が目指しているもの

講演で私は一言目にこうお話ししました。

「私はこの日を10年間待っていた。」

10年前スカイアークを立ち上げたとき、ブログって何?CMSって何?という状況でした。今や誰もが当たり前に使っています。そんなものは必要ないと言われ続けても市場を開拓していきました。

前にこんな記事を書いたくらい、最近は停滞感に悩まされていました。

起業当時の疾走感とスキルアップによる失速感。

今思い返せば、10年前のあの頃と同じ気持ちです。

「世の中を変えてやる」

Farmnoteを入り口にどれだけ可能性が広がるか。クラウドやソーシャルがもたらす革新がどれだけのものか多くの人は想像できないと思います。

個体管理「だけ」楽にしたって畜産業界は効率化しません。重要なのは個体管理「も」楽にすることです。

Farmnoteの見え方は非常にシンプルなユーザーインターフェースで使いやすいシステム、としか映らないと思います。裏側にはまだお話できない革新的なロジックが隠れています。

バックエンドのシステムは5年後の主流で作られています。開発時間も従来に比べて大幅に短く、運用コストも下げられています。何より会場の皆さんが驚いていたのが、ネイティブアプリ並みにスマートフォンのブラウザで動作するFarmnoteの動作スピードです。

その技術をどこに使うか。それを地元十勝の基幹産業でしかも世界を狙える産業であるならば全力で振る舞ってみたい。

そのシステムを「メードイン、帯広」で作り上げる。そして世界の人々に使って頂ける。10年前チャレンジしようと思ったあのときの気持ちです。

当日プレビュー版のお申し込みをたくさん頂きました。そしてfarmnote.jpからの事前申し込みを合わせると相当数のお申し込みを頂いています。まずはプレビュー版を一人でも多くの方に使って頂き「個体管理」としてのFarmnoteのブラッシュアップを行いたいと思います。(お待たせして申し訳御座いません)

やっと製品も試せるようになったのでしばらく牧場で働いてきます。

そして、知識が無い私たちに俺たちがサポートしてやる!と応援してくれるたくさんの牧場の皆様。いろいろなことをたくさん教えてください。私たちを利用してやってください。普段の不満をアプリケーションに盛り込んでいきましょう。

口だけで終わるのが一番いやなので、言ったからにはやりきりますよ。

「帯広から、世界へ。」ですからね。

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