会社の意思決定を早めるために経営方針書を全社員で作る。
9月1日から3泊4日でスカイアーク・ファームノートのグループ合同で社員旅行を行いました。
社員旅行は毎年実施していて、今回は十勝の士幌町にて3泊4日で行いました。それはスマート農業の市場で圧倒的No.1になるためには必要なプロセスだと思い企画しました。
経営方針書は全社員で作る。
まず2015年度経営方針を発表しました。これは先日のブログに書いたとおりです。
その後、伝える技術について研修を行いました。
これからグループで人数が増えていくので、チームワークを大切にする社風を作り上げたいと思い以下のことを話しました。
- 伝え方を変えれば仕事のパフォーマンスが変わる。
- 相手を想像して相手のメリットを考えた伝え方をする。
- 人には尊厳がある、尊厳を傷つけるような伝え方では人は動いてくれない。
- 上から目線はやめて横から目線で伝えれば、チームワークも良くなるし人がより協力してくれるようになる。
そしてメインの研修では、今回新しく発表した2015年度経営方針書をそのまま全社員に渡し、チーム分けして丸一日以下のことについてディスカッションしてもらい、新しい方針を決めてもらいました。つまり僕が出した方針書はみなさんへの「提案」です。
- 行動指針
- グループ方針
- ルール
- 社内制度
方針を書き換えてもよし、付け足してもよし、消してもよし。
自由に考えて提案できるように、今回は私は経営方針以外は口を出さずに、すべて彼らに決めてもらうという進め方をしました。
なぜそんなことをやったかというとグループで人数がどんどん増えている状況で、かつ拠点が3箇所あるために意思決定のスピードに問題が出てきています。それを解決するために役割の明確化を行い、強い権限を持ち自由な発想で意思決定できるようにする必要があります。つまりはみんなが活躍できるフィールドを準備することが目的。
かなり活発なディスカッションが行われ、すごいパワーを感じました。
改めてこの会社の底力を感じました。
社員旅行は食育の旅に。
そして社員旅行では、グループ全体で食の大切さを知って欲しい、いつも自分たちが口にしているものがどのように作られるのか、どのように流通しているのかを知る食育の旅となりました。
訪問先は近代的な牧場であるノベルズさん、放牧酪農で有名な十勝しんむら牧場さん、そして明治のチーズ工場と、牛づくしでした。
夜のバーベキューでは以下の食材を用意。すべてファームノートのお客様のものをチョイス。(クリックしたら詳細が表示されます!)
今回一番伝えたかったのは、自分たちが普段口にしているものが、どのように作られているのか。
人が安くていいものを求めすぎれば、生産者、そして家畜にはより負担がかかること。
効率を求め儲けだけを求めた製品は、牛肉偽装問題など様々な食の安全の問題を引き起こすこと。
私たちは、人が安心安全に食べられる食料を効率よく、そして動物の負担も減らしていく、そのような製品を目指しています。
つまり生産効率とアニマルウェルフェア(動物の福祉)は両立させるべきだと思っています。
今回の社員旅行でスマート農業が如何に必要か、みんなで共有することでグループの一体感が出るのでは無いかと思っています。
このような取り組みにご協力頂いた牧場の皆様、ありがとうございました。
そして全社員のみなさん、これから1年突き抜けてグローバルカンパニーを目指しましょう!