Salesforce Solution Roadshow 2012大阪 セミナーレポート

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Salesforce Solution Roadshow 2012の大阪開催に行ってきました。

殴り書きですがレポートにまとめましたので参考にどうぞ。

感想は後日まとめたいと思いますが、一言で言うと、中小企業でも社長がやる気になればSalesforceの開発が出来るって事ですね。そして経営課題に合わせてシステムを柔軟に作り替えることが出来る。それによって企業が活性化されていく。

情報は立派な経営資源ですから、これを上手にコントロールできる組織でなければ今後は生き延びれないでしょう。

ITだからって難しいモノではない、これだけの中小企業がSalesforce使って業務改革しているのですから、あとは社長が如何に覚悟を持って改革に挑むか。それだけな気がしました。はい。

ちなみにスカイアークもSalesforceを導入して短期間で効果が出ています。まとめは以下のページからご覧ください。

中小企業にこそオススメ!Salesforceを導入して良かった4つのこと。

1.中堅・中小企業のためクラウド x ソーシャル活用 株式会社セールスフォース・ドットコム

経営者を救うのはIT

  • 中小企業のIT導入では、人材、リテラシー、初期投資がネックとなり、活用が進んでいない。
  • さらに経営者とITベンダーには大きな溝がある。経営者は新規顧客開拓や顧客満足度を上げたいのに、ベンダーは仮想化やセキュリティ、スケーラビリティなどを提案してくる。
  • そしてITは複雑すぎる。サーバー、ソフト、保守、、、
  • いままで中小企業の選択肢として2つある。一つ目はASP。カスタマイズが出来なかったり拡張性に問題があったりセキュリティに不安があった。2つめはパッケージ。初期投資が大きく、保守や、専任IT担当者が必要だった。
  • その間にはいるのはSalesforce。

Salesforceの特徴

  • 素早い構築(導入期間が短い)、オープン(他システムとの連携)、簡単(メンテナンス不要、カスタマイズ)、誰でも(1ライセンスから使える)
  • 導入企業の紹介。Facebookの社内業務アプリで採用している。エンジニアは付加価値を生み出し、どうでも良いところはSalesforceにするという考え方。GoogleもGREEも使っている。
  • ある料亭では四名でつかってる。お客様台帳をSalesforceに保管し、来店履歴や好きなビール銘柄や料理の好みなども管理して、顧客満足度向上を行っている。

Salesforceの考え方

  • なぜamazon.comで本を買うように商談管理できないのか?がスタート。
  • 時代はテレビ→Youtube、メッセージ→Twitter、ウェブサイト→Facebook、、、そしてタブレットの普及。テクノロジーの進化でIT利用者は爆発的に増えた。
  • そして2010年、次は「Facebookのように社内コラボレーションできないのか?」。
  • ひとつめにお客様データベース、顧客を知る事。伝説のドアマン。四千人のお客様の顔を覚えて、かつ、出世の情報など知っている。客は感動する。Salesforceでは顧客ページからFacebookなどのウォールを見ることができるため、顧客をより深く知ることが出来る。
  • ふたつめは従業員コラボレーション。メールは体裁を考えることが必要。ソーシャルは思いついたらつぶやける。件名も意味がない、ccも意味がない、伝えたいことを伝えるだけなのに。
  • 3つめ。社外とつながる。Radian6でソーシャルメディアの会話を取得して分析。DELLは1日22000の会話を追跡して見込み顧客開拓を行っている。

桃の館事例

  • 桃のお菓子の製造
  • いままで情報共有は、紙、FAXを使っていた
  • リアルタイムに店の情報が見れるようになった
  • 現場いかなきゃわからないことが、iPadなど端末で見れてすぐ指示できる
  • クレームやお客様の喜びの声、共有できる
  • 売り場情報の共有
  • いい店作りにつながっている

陣屋事例

  • 鶴巻温泉の旅館
  • 予約管理を紙でやっていた。重複などトラブル多発。
  • 前回の訪問利用履歴みれるので、お客様に喜んでいただける
  • 過去の情報で好きな食べ物などわかるので、予約の時点でお客様に細かく提案できる
  • お客様とつながるためにFacebookつかってる
  • コメントはSalesforceで取り込んでお客様カルテで見れる、すぐに返信できるので、お客様とつながれる

結論

どの企業も始まりは中小企業だった。おもてなしはツールで実現できる。

 

2. 会社の形にSalesforceを合わせることができる…。Salesforceは中小企業にとってかけがえのない最大の武器!流体計画株式会社

社員数は10名。建築、リフォーム、街の工務店。売上七割がゼネコンだったが、いまはほとんどエンドユーザー。

ウェブサイトはこちら。

Salesforce導入前の課題

  • 営業情報の共有、案件進捗の可視化。1000件くらいの案件数があり、管理出来ずに案件忘れてお客様に怒られたり。デスクネッツ使っていたが、間に合わない。
  • 現場担当の活動管理、スケジュール管理や煩雑なワークフロー
  • 売上予測がしたい

導入理由

  • 稼働まで導入期間が短い
  • 稼働後のカスタマイズが可能
  • ネットワーク等の初期投資不要

導入に当たり

  • 社長自らシステムいじって構築。開発は自社。
  • ベンダーに電話したら一から開発しなきゃ無理、あなたの業務をシステムに合わせろと言われた
  • やる気さえあれば社内に根付く

利用用途

  • 案件管理
  • 発注管理、原価管理。発注書も出せる
  • 利益率管理
  • 案件レポートなど
  • 発注稟議、見積稟議

Chatterの活用

  • ただいま建築中!ブログ形式で家を立てる様子を公開してる。
  • 現場の写真はウェブ担当がブログにする。
  • Chatterで現場の写真を撮るように指示を出している
  • 社内やり取りもChatterで。
  • 会社のスピードが上がった、風通しも良くなった

導入におけるポイント

会社としてどういう形がベターか決めて、システムをそれに合わせる。ようは経営者がどうしたいか決める。そしてシステムをそれに合わせると言うこと。Salesforceなら実現可能。

 

3.Salesforceと社内システムの効果的な統合 沢井製薬株式会社

課題

多くの施設と品目をどう効率よく整理するか?

  • MRひとり1200拠点を担当
  • 新製品が年間30ほど増えていく
  • 施設管理・品目管理で頭を悩ませて来た
  • 日報(訪問件数や販売実績)が大変。ExcelとVBAで、データ数が多く重い。壊れる。無駄なデータも多かった

要望

  • 売上実績、活動履歴が見えるようにすること。
  • 検索が簡単であること。
  • 担当が変わってもすぐにどの様な話があったのかわかりやすくすること。

構築方法

  • これまでの報告書UIをほぼそのまま移行(Flashで構築)
  • 上司が部下の行動をホームで確認
  • 売上一覧などのリンク設置、タブは少なくわかりやすく
  • 施設と売上実績を一画面で確認可能に。医師情報も連携(どの大学卒業してどんなものに興味があるなど)
  • スケジュール機能も開発。施設をドラッグアンドドロップしてスケジューラに貼り付け。訪問計画が一目瞭然に。訪問後にレポートかけるようにしてあるので、訪問結果共有も簡単。

今後

  • 四月からパイロット運用開始
  • 五月から管理職研修。上の人が理解しないと先に進まない
  • スマートデバイスでの利用も想定したい。
  • 使う人にメリットがあるためにどうしたらいいか考えたい。

 

4.Salesforce導入で変わった!中小企業の4つのシンカ! 大創株式会社

会社プロフィール

経営課題

  • 売上拡大・・・過当競争、市場縮小、営業スキル向上
  • 情報共有・・・ベテラン社員多い

活用1 Chatter

  • 利用促進のため敷居を下げた。仕事じゃなくてなんでもいいから書いて。
  • ベテランが積極的に使ってくれた
  • いろんなグループを作成。九州工場、事業部、朝礼会議の発言内容を記載するグループ
  • 部門長、ミス撲滅
  • ワンピース・ラーメンなどの趣味っぽいグループも作成。

活用2 ダッシュボード

賞賛する人をダッシュボードで目立たせる。営業アクションが取れている人は褒め、取れていない人はさらし者にする。

Chatter活用で気づいたこと

メールは通知、チャターは共有。社員同士のやり取りの中に旨味があるのに、メールだと隠蔽されてしまう。やり取りを可視化して他の人も巻き込んで行く。

四つのシンカをセールスフォースで実現

  • 進化・・・情報共有スピード向上、行動数アップ
  • 深化・・・代理店情報共有、原価見える化
  • 真価・・・付加価値の共有、若手社員は付加価値を知れない、集められないので教えてあげることが出来る
  • 新価・・・商品の流用、CRM以外にも使える

運用に当たり困ったら

SFUGルーキー会関西。運用で困ったら情報共有できます。結果、自社でつくり込めますよ。

 

5.え、本当?Salesforceで学生数増!!!辻調グループ 辻調理技術研究所 辻製菓技術研究所

学生募集改革

  • 世界三大料理学校
  • 専門学校で学生が増えた。
  • 学生募集改革を行っている。

リードから受注まで

基本的に問い合わせから購入の流れは一般的なビジネスと同じ。

  • 資料請求50,000名 =問い合わせ
  • オープンキャンパス5,000名 =商談
  • 入学2,500名 =購入

いかに50,000人の属性を把握するかがポイント。

課題

  • 人口大幅減。ターゲット40%減。しかも競合校激増。
  • 既存システムでは改革不可能。ベンダーに相談しても金が高かったり、出来ませんが多すぎる。

導入理由

  1. 短期導入可能、市場考えると待ってられない。四ヶ月で導入。
  2. 情報の見える化、全メンバーが同一の情報を知ることが出来る。
  3. 今後の拡張性、やりたいことが制限されない。
  4. 強固なセキュリティ、情報漏洩は非常にまずい。
  5. 自前で修正可能、細かな修正。

※システムを外部に出す不安はあったが、既存システムでは改革は無理だったので踏み切った。

導入後

  1. 全国で本校スタッフの業務効率アップ、メンバー情報共有アップ
  2. データ入力アウトソーシング化、外部コールセンター連携、内部社員は学生増える業務につかせるため
  3. 課題解決風土醸成、現場がシステムに無関心だったが、現場から意見が上がるようになり、改革スピードが早くなった

結果

  • 入学者大幅アップ○割以上(具体的数字が出ましたが、ここでは伏せます)

今後はチャターなどコミュニケーションでいかしていきたい

システム導入変更の秘訣

  • 責任者がうるさくうるさく言うこと、中途半端が一番良くない
  • 徹底的に使う。利用率1%でも100%でも価格は同じ。
  • 情報は血液。Salesforceが体中(会社内)に巡らせてくれる 。

 

もしよろしければ、以下のリンクもご参照ください。

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