ITを知れば知るほど紙が大切だと思うようになった
気づいたらパソコンというものに初めて触ってから15年も立っていることに気づいた今日この頃。
Windowsというものに初めて触れたのがちょうど99年。そのころから比べると今のパソコンの使い方や安定度なんて格段に上がってますよね。
昔なんて一生懸命Excelで資料作ってもパソコンがフリーズして・・・ということはよくありましたよね。それで涙を何度飲んだことか・・・
就職してびっくりしたのが、パソコンを中途半端に知っているからか、社内に紙があふれていることがおかしくてしょうがなかった。伝票は仕方がないとして、なんでもかんでもFAXでやり取りして、カタログは山のようになってるし、お客さんからもらった資料も山積み。どうしてこんなに紙であふれるんだろう、電子データ化すればいいのに、とずっと思っていました。
それから3年。自分で起業して、自分の会社では紙は極力使わないようにしようとプリンタなども必要最低限の性能のものを用意して、ほとんどは電子データ化しました。
ところが、電子データにすると、検索性は上がるんですが、閲覧性が悪くなるものも出てくるんですよね。あと管理体制をきちっとしておかないと、どこか行っちゃったり、安易に削除されちゃったり、今昔のデータを探そうとすると大変・・・
で、紙で管理すべきものと電子データで管理すべきものがあって、それらをうまく使い分けるからこそ効率の良い情報管理ができる、ということに気づいたのはここ数年。ようは何でもかんでも電子データで残すことは間違ってはいないけれど、書くことで人が活性化されるようなものは手書きのほうが良いと思う。紙に書くことで頭がすっきりするし、覚える。長文はモニターより読みやすいし、なにかアイデアを考えるときは、PCのモニターに向かうより紙に殴り書きしたほうがアイデアが出やすいし。
逆に、一度見てもらえばすむような物(メールや通達など)や、ノウハウ、見積もりや販売データなど再利用することで活用できるデータはどんどん電子データ化してしまえばいい。
最近、iPhoneでアイデアをEvernoteに送ったり、TODOを管理したりしてみましたが、どうしても紙に書く手軽さや、書くことで覚える、ということで結局は手帳で管理していたりします。このほうが仕事漏れもなくなるんですよね。自分の場合。
そういう私は古い人間なんですかね^^;